Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ほしじょろう

星女郎

泉 鏡花

Leggi 星女郎 (ほしじょろう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 52.344 caratteri · 104 schermate

Aozora Bunko

十八

「綿で……重いことは膝が折れそう――もっともこの重いのは、あの昔話の、怪い者が負さると途中で挫げるほどに目貫がかかるっていう、そんなのじゃない。そりゃ私にも分っていましたが、……

ああ、これはなぜ私が介抱したか、その人はどうしていたか、そんな事なんぞ言ってるんではまだるッこい。

(失礼しました、今何です、貴女の胸に蟻が這っていたもんですから、)

つい払って上げよう、と触ったんだ、とてっきりそれがために、そんな様子で居るんだろう、と気が着いて、言訳をしましたがね。

黙っています……ちっとも動かないで、私の顔を、そのまま見詰めてるじゃありませんか。」

と三造は先達の顔を瞻って、

「じゃ、まだ気が遠くなったままで、何も聞えんのかと思えば、……顔よりは、私が何か言うその声の方が、かえってその人の瞳に映るような様子でしょう。梔子の花でないのは、一目見てもはじめから分ってます。

弱りました。汗が冷く、慄気と寒い。息が発奮んで、身内が震う処から、取ったのを放してくれない指の先へ、ぱっと火がついたように、ト胸へ来たのは、やあ!こうやって生血を吸い取る……」