Classici giapponesi con furigana
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ほしじょろう
星女郎
泉 鏡花
Leggi 星女郎 (ほしじょろう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 52.344 caratteri · 104 schermate
……待たっせえ、腰を円くそう坐られた体裁も、森の中だけ狸に見える。何と、この囲炉裏の灰に、手形を一つお圧しなさい、ちょぼりと落雁の形でござろう。」
「怪しからん、」
と笑って、気競って、
「誰も山賊の棲家だとも、万引の隠場所だとも言わないのに、貴下が聞違えたんではありませんか。ええ、お先達?」
「はい、」
と言って、瞬きして、たちまち呵々と笑出した。
「はッはッはッ、慌てました、いや、大狼狽。またしても獅噛を行ったて。すべて、この心得じゃに因って、鬼の面を被ります。
時にお茶が沸きました。――したが鮎の鮨とは好もしい、貴下も御賞翫なされたかな。」
二十
「承った処では、麓からその重詰を土産に持って、右の婦人が登山されたものと見えますな――但しどうやら、貴辺がその鮨を召ると、南蛮秘法の痺薬で、たちまち前後不覚、といったような気がしてなりません。早く伺いたい。鮨はいかがで?」
その時境は煎茶に心を静めていた。
「御馳走は……しかも、ああ、何とか云う、ちょっと屠蘇の香のする青い色の酒に添えて――その時は、筧の水に埃も流して、袖の長い、振の開いた、柔かな浴衣に着換えなどして、舌鼓を打ちましたよ。