Classici giapponesi con furigana
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はるはよみがえる
春はよみがえる
小川 未明
Leggi 春はよみがえる (はるはよみがえる) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 5577 caratteri · 12 schermate
道ばたの畑には、梅の木があり、桜の木があり、また松の若木がありました。戦後になって、どこからか植木屋がここへ移植したものです。いろいろの下草は、霜にやけて赤く色づいていたし、土は、黒くしめりをふくんでいました。
正吉は、まだ深くも探してみないうちに、それは、真に偶然でした。ふと足もとを見ると、草の中に落ちている、小鳥の死骸が目にはいりました。はっと思って、予期したとおりだと、胸がどきどきしました。けれど、まだうぐいすと信じきれず、手にとって見ると、草色をした羽は、すでに生色がなく、体はこわばっているが、うぐいすにちがいなかったのです。おそらく、声がしなくなった日に打たれたので、ねこも気がつかなかったとみえました。
正吉は、さっそく画家に知らせました。そして、いいました。
「たしかに、あの青い服を着た男が、空気銃で打ったのです。」
「せっかく山から、林をつたってきたのを、思いやりのないことをしたものだな。」と、画家は、うぐいすの死を悲しみました。
「ほんとうに、悪いやつです。」と、正吉は、いいました。
「どんな顔の男だな。」と、画家が、聞きました。
正吉は、自分の知るだけのことを、くわしく話して、