Classici giapponesi con furigana
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ぎょうこう
暁光
宮本 百合子
Leggi 暁光 (ぎょうこう) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2336 caratteri · 5 schermate
笑いながら話して居るのに、どうした事か後では兵隊が恐ろしい顔をして居る事、
抜目のない人同志の話は油断のならないものらしい。
私はわきでそう思って居る。
ルーテルの何代目の孫だとか云う男が、人々の間を游ぎ廻ってしきりに何か説いて居る。
一代目よりは体もやせこけて、ピコピコした様子をして居る。
こわれたカブトを気にして居るナイトのドンキホーテと同じ木の根に腰をかけて仲よくして居るところを見ると、やっぱり何かの血縁にでもなって居るのかもしれない。
偉かった筈のクロムウェルは何か思いに沈んで額を押えて居るし、ポルトガルのヘンリ王子が槍をついて歩きながら海を想う歌を大声で歌って居る。
マルコポロは、自分で書いたらしい本を持ってきまり悪そうにして居るし…………
地球を片手で持ちあげるジャイアントの様な気持で、得意な笑を浮べながら私は私の根元にひろがって居る、可笑しい世界をながめて居る。