Classici giapponesi con furigana
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つきのせかいたんけんき
月世界探険記
海野 十三
Leggi 月世界探険記 (つきのせかいたんけんき) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 14.351 caratteri · 29 schermate
「なんだか真白な、大きなものが砂地に突立っていますよ」
真白な大きなもの――というので、天津は蜂谷たちに知らせると、急いで階段をのぼった。上ってみると、なるほど砂中からニュウと出ている銀色の板――。
「おお、これは宇宙艇じゃないか」
それでは、猿田の操縦していった新宇宙艇が、墜落してきたのであろうか。一行は非常な興味をもって、これを砂中から掘りだしてみた。
「ウンこれは違う。新宇宙艇ではない」
と蜂谷学士は首を左右にふった。
「オヤオヤ」突然横合から叫んだのは天津飛行士だった。「これは愕いた。奇蹟中の奇蹟! 六角隊長と私とをこの土地に残して、空に飛びだした第一の宇宙艇だ」
恐ろしき違算
「あらマア、不思議なことネ」
「全く貴女がたの場合と同じような事件だったので。そのときも一行中に犬吠という慾の深い男がいて、月の世界の黄金塊をギッシリ積むと、隊長と私とを残して置いて、単身飛びだしたんです。私は犬吠が地球にかえったとばかり思っていたのに、これは実に不思議だ。どれ内部を調べてみれば何か分るだろう」
蜂谷にミドリ、それに進も手をかして扉をこじ明けると、内部を調べてみた。