Classici giapponesi con furigana
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げっせかいばっしょうき
月世界跋渉記
江見 水蔭
Leggi 月世界跋渉記 (げっせかいばっしょうき) di 江見 水蔭 (えみすいいん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9132 caratteri · 19 schermate
評議の末六人を二組に分け、一方は月世界の探検、一方は飛行器の修繕とした。勿論、月野博士が前者を率い桂田博士が後を受け持つので。それに助手を一名ずつ、それから二少年の中、晴次を月野博士に光雄を桂田博士につけて、いよいよその日から定めの日課に取り懸った。
まず月野博士の一隊は二十日の食料を分割して各自の腰に結び付けて出て行った。後には桂田博士が二人を相手に一生懸命、羽根の破れやら、器械の破損などを一々修繕している。
三人が一心になって働いた揚句は、地球でいえば十八日目に、目出度出来上った。
博士は一応詳く検査した上で、
「よし。これなら大丈夫だ。初めよりはよくなったくらいだ。これで探検隊さえ帰って来ればいつでも出発出来る。」
「何日くらいで帰れるでしょう。」
「まず一週間だね。」
「じゃもう十日ほどで又日本へ帰れるんですね。」
「どうだ。もう弱ったか。」
「何弱るもんですか。」
と元気よくいって窓の処へ覗いたが、
「やあ帰って来ました。帰ってきました。」
「そうか。」
と博士も助手も一様に窓に出ると、如何にも三人の探検隊は各自に山のような荷物を背負って意気揚々として帰って来た。