Classici giapponesi con furigana
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あさのこうえん
朝の公園
小川 未明
Leggi 朝の公園 (あさのこうえん) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 2137 caratteri · 5 schermate
おはるがおつかいに出ると、公園のそばで子供たちが、いまルンペンらしい男が、たおれていたのを巡査さんがつれていったと話していたので、おはるは、もしやさっきお嬢さんをだきおこしてくれたしんせつな男ではないかと思ったので、
「あんた、その人を見たの?」と、子供の一人にききました。
「見たよ。はんてん着でみじかいズボンをはいて、黒いぼうしをかぶっていたよ。」と、その子供はいいました。
「まあ! その男は死んでしまっていたの?」
おはるは、たしかにさっきの男であるとわかると、きゅうに頭の中が、かわいそうな気もちでいっぱいになりました。
「さむいのになにもたべないので、おなかがすいてたおれたんだって、巡査さんがいっていたよ。だから、死にはしないだろう。」と、その子供はこたえました。
「どこへつれていかれたの?」
「さあ、どこだか。」
子供たちはすぐにそんなことはわすれてしまったように、たこをあげたり鬼ごっこをしたりしていました。
おはるは、用事をすまして、おうちへかえると、自分がしまっておいたお給金の中から、五十銭銀貨を一枚とりだしました。そして、紙につつんで交番の巡査さんのところへもっていきました。