Classici giapponesi con furigana
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みらいのちかせんしゃちょう
未来の地下戦車長
海野 十三
Leggi 未来の地下戦車長 (みらいのちかせんしゃちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 41.930 caratteri · 85 schermate
「いえ、もうたくさんです。御隠居さん」
一郎は、一生けんめいに辞退した。老人間の地下戦車なんて、どうひいき目に見ても、役に立たないであろう。それに、また腰が痛くなったり、リューマチが起ったりすると、今、いい合っていた口喧しやの娘さんから、恨まれる。つるはしを借りただけで、応援の方は、ごめん蒙ることにしようと、一郎は思ったことである。
土はこび少年隊
つるはしは、すこぶる重かった。
(こんな重いものが、ふりまわせるかしら)と、始め隣りの御隠居さんから借りて来たときは心配した一郎だったけれど、そのつるはしをうまいことふりあげて、下ろすときにはつるはしの重味で、さっとふり下ろすと、うまい具合につるはしは土の中にくい込むのだった。あまり力も要らない。なるほど、つるはしを皆が使うはずだと、一郎は感心した。つるはしを使い出してから、横穴は、どんどん先の方へあいていった。その代り、実に厄介なのは、土を地上へ上げることだった。むしろこの方に手間がとれた。といって、土をそのままにして置くと、いつの間にか、通路がふさがってしまって、外へ出られない。土を退けることが、たいへんな仕事であることが、しみじみと感じられてきた。