Classici giapponesi con furigana
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みらいのちかせんしゃちょう
未来の地下戦車長
海野 十三
Leggi 未来の地下戦車長 (みらいのちかせんしゃちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 41.930 caratteri · 85 schermate
百頭とは、話が多すぎる。
とにかく、このように多数のもぐらが、一時に、ゴルフ場へ匐いこむ筈がない。だからこれはきっと、空中から落下傘で、もぐらを下ろしたのであろう。
その目的は、どんなことか、さっぱりわからないが、あの怪火は、落下傘隊員がふりまわしたものであろう――と、まことしやかに報じていた。
「あれは、おかしかったなあ。――しかし、それはそれとして、おれはやっぱりもぐらを基本とした地下戦車を設計するぞ」
岡部伍長は、自信あり気に、独言した。
方眼紙
岡部伍長は、仕事はじめの夜に、窓から見たまんまるい月のことを、いつまでも忘れられなかった。
その夜、彼は午後九時まで、地下戦車の設計に、頭をひねったのであった。その結果、どんなものが出来たであろうか。岡部の机のうえには、大きな方眼紙がのべられ、そのそばには、さきをとがらせた製図鉛筆が三本、置かれてあったが、午後九時、彼が寝台へ立つまでに、その方眼紙のうえには、一本の線も引かれはしなかった。
「むずかしい。とても、むずかしい!」
さすがの岡部伍長も、太い溜息とともに、憂鬱な顔をした。
ふだん、こんなものが出来たらいいだろうと思うがとか、そいつは、こんな恰好のものになるだろうとか、頭の中で、あそび半分に考えているときは、思いの外、まとまった或る形が、うかびあがっ