Classici giapponesi con furigana
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ザボンのはなのさくころ
杉田久女随筆集
杉田 久女
Leggi 杉田久女随筆集 (ザボンのはなのさくころ) di 杉田 久女 (すぎたひさじょ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 15.008 caratteri · 31 schermate
雨ふれば雨なつかしみ菊に縫ふ みさ子
菊人形ときけど外出の心なく 同
等花のさかりの年頃を引籠りがちに、只俳句を生命として暮し、ひたすら父母をたよる乙女心から父母をよめる句頗る多く、
母に似し眉うれしけれ冬鏡 みさ子
炭ついでいつかしみ/″\と語りけり 同
木の芽雨母おうて傘まゐらせぬ 同
等、一生を父母の慈愛に生き、すなおな落付をもて、女らしいしとやかな佳句をのこしている。
より江氏は後期雑詠時代に一人舞台で、活躍していられる故、のちにゆずり、ただ
枯菊に尚愛憎や紅と黄と より江
秋風にやりし子猫のたよりきく 同
の二句に氏のデリケートな性格、あくどい悩や執着のないさらりとした明るさを見る。
春菊にみより少き忌日かな 和香女
ひとりすむや行水の間を閂かけて すみ女
共にさみしい境遇心持をあらわし、
寒菊にいぢけてをれば限りなし みどり
草箒木どれも坊主や返り花 同
みどり女氏の明るさ、元気よさがそのまま出ているし、
願ひごとなくて手古奈の秋さみし かな女
足まげて見て涙こらえぬ秋のくれ 同
このかな女氏の句には、子のないものの或時の淋しさ。