Classici giapponesi con furigana
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りりょう
李陵・山月記・弟子・名人伝
Leggi 李陵・山月記・弟子・名人伝 (りりょう) di Nakajima Atsushi (中島 敦) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.013 caratteri · 129 schermate
西方金蝉長老の転生、玄奘法師と、その二人の弟子どもじゃ。唐の太宗皇帝の綸命を受け、天竺国大雷音寺に大乗三蔵の真経をとらんとて赴くものじゃ。悟浄よ、爾も玄奘に従うて西方に赴け。これ爾にふさわしき位置にして、また、爾にふさわしき勤めじゃ。途は苦しかろうが、よく、疑わずして、ただ努めよ。玄奘の弟子の一人に悟空なるものがある。無知無識にして、ただ、信じて疑わざるものじゃ。爾は特にこの者について学ぶところが多かろうぞ。」
悟浄がふたたび頭をあげたとき、そこには何も見えなかった。渠は茫然と水底の月明の中に立ちつくした。妙な気持である。ぼんやりした頭の隅で、渠は次のようなことをとりとめもなく考えていた。
「……そういうことが起こりそうな者に、そういうことが起こり、そういうことが起こりそうなときに、そういうことが起こるんだな。半年前の俺だったら、今のようなおかしな夢なんか見るはずはなかったんだがな。……今の夢の中の菩薩の言葉だって、考えてみりゃ、女※氏や髯鮎子の言葉と、ちっとも違ってやしないんだが、今夜はひどく身にこたえるのは、どうも変だぞ。そりゃ俺だって、夢なんかが救済になるとは思いはしないさ。