Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まつとふじげいぎのかえもん

松と藤芸妓の替紋

三遊亭 円朝

Leggi 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 46.921 caratteri · 94 schermate

Aozora Bunko

フラン毛布を前に押附けて、これから福寿庵の前に車を下します。車から出て板橋を渡って這入りますと、奥に庭が有りまして、あの庭は余程手広で有りまして、泉水がございます。その向うに離れ座敷が所々に有りまして、客をしますので、馴染のことでございますから。

妻「まア/\美代ちゃん誠にまア久しく、いつもお噂ばっかりして居たの、好く………おやそうお寺参り………私もね一寸お尋ね申したいと思っても、御存じの通り一人体で、皆な私にばかり押附けてあるもんだから、私は何処にも出ることが出来ないの………じゃアね奥の六畳の方へ(下女の方をふり向きて)もうお帰りになったろう………汚れて居るか………あゝ、じゃ縁側附の方が宜かろう、あの八畳の方へ御案内申しな」

婢「じゃア此方へ入らっしゃいまし」

と婢の案内でもって八畳の間に通ります。

庄「何が有る」

と云うと相変らず、

婢「小田巻蒸に玉子焼、お刺身が出来て塩焼が有ります」

庄「たんとは飲めない口だが一本燗けてくれ」

と云う中に懐かしいから女房が取巻きに出て来た。

妻「まことにまア御無沙汰………好くねえ」

美代「私も誠に御無沙汰いたしました」