Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

宇田川 文海

Leggi 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) di 宇田川 文海 (うだがわぶんかい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3034 caratteri · 7 schermate

Aozora Bunko

火の用心、阿仙泣すな、馬肥せ」と火を警むるは家を護る第一緊要的の事、阿仙は一子の名泣すなの一語之が養育に心を用いん事を望むの意至れり、馬肥せの一句造次顛沛にも武を忘れざる勇士の志操十分に見ゆ、又遊女高尾が某君に送りし後朝の文に曰く「ゆうしは浪の上の御帰り御館の首尾如何此方にては忘れねばこそ思い出さず候かしく、君は今駒形あたり時鳥」と此両尺牘文章字句の上より論ずれば敢て鍛練の妙を尽せしに非ず、推敲の巧みを求めたるに非ねども、僅々の文字に能く情理の二ツを尽し、之を退之が孟尚書に与うるの書、兼好が人に代って鹽谷の妻に送るの文に比するも、人の感情を動かすの深き決して渠に劣らざる可し、是も亦他に非ず其の文の直に言を写せばなり、抑も人の喜怒哀楽直に発して言と成り再び伝って文と成る、言を換て之を言えば、言は意を写し文は言を写せるものなり、直写と復写と其の精神を露わすに厚薄あり、随て他の感情を動かすに軽重ある又宜ならずや、方今漢文を能するを以て世に尊まるゝ者極めて多く、中に就て菊池三溪翁依田百川君の二氏尤も記事文に巧みに、三溪翁は日本虞初新誌の著あり、百川君は譚海の作あり、倶に奇事異聞を記述せる