Classici giapponesi con furigana
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ねぎしあんほうもんのき
根岸庵訪問の記
伊藤 左千夫
Leggi 根岸庵訪問の記 (ねぎしあんほうもんのき) di 伊藤 左千夫 (いとうさちお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2345 caratteri · 5 schermate
八日に香取がきて十日に岡がきた。長塚へ梅の歌を詠めと云うてやったら三月上旬に出京して実際を見てから作ると云うてきた。岡田には梅がなかろうか……此草花は面白い 殊につくしがふるっている なかなか趣向もある 日本画家などにはこれほどの趣向あるものもないなどと笑われた。それから先生の次々話されたあらますはこうである。
君との交際は僕が最後の交際だ。此頃のようではよしあたらしい交際ができても交際らしい交際をすることができぬ。もう飲食会すら気がすすまぬ 勿論今でも飲食が一番のたのしみではあるけれども以前の様ではない。君が去年来はじめた時ぶんはまだ小用の時は唐紙の外へ出てしたのだが。まもなくそれができなくなって寝ているままで便器へやったけれど猶まさかに客の方へ向いていてはやらなかった。夫を此頃では寝返りができぬ故客の方へ向てでもなんでもやるより仕方がなくなった。
湯にはいらないことがちょうど五年になる 足を洗わぬのが半年顔を洗わぬのが二月になる。もう今日ではどうしても顔を洗うことができぬ 顔を洗うだけは迚ても手が動かせないのだ。手だけは毎日石鹸で洗っている こう云う調子に衰えてきた 此割合で推してゆけば結局の事もちゃんとわかる。