Classici giapponesi con furigana
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うめわかしちべえ
梅若七兵衛
三遊亭 円朝
Leggi 梅若七兵衛 (うめわかしちべえ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4690 caratteri · 10 schermate
のを嬉しまぎれに奪取って二枚一緒に持って来たに違いない、これは済まん、直に往って返して来る」
と云いすてゝせっせと石川様へ来て見ると、お客様がお帰りになった後で。
殿「何だえ七兵衞、雪だらけになって何うしたんだ」
七兵衞はせえ/\息を切り、
七「ハアー水ッ一杯……」
殿「これ誰か七兵衞に何かやんな、せえ/\と云っているから……今日は変だな、だまって駈出してしまって、まだ種々話もあったに、何うしたえ」
七「殿様、誠にお恥かしい事でございますが、手前は何処からお招きがございましても面倒だから何処へもまいりません、あなた方の我儘を聞くのが厭だから滅多に出ません、ところが今日家内が米がない、米櫃を払ってお粥を炊いた、これではいかんから石川様へいらっしゃれば、屹度お歳暮を下さると云いましたので参りました」
殿「そう思って来てくれゝば嬉しいじゃアないか」
七「ところが黄金を下さいましたろう、貴方が」
殿「左様」
七「私は余り嬉しいから二枚一緒に奪取りましたものか、一枚遣ろうと仰しゃったのは慥かに覚えて居ります、それを懐に入れてせっせと駈けて行くと、胸がむか/\いたしますから虎ノ門の傍で反吐を吐きました」