Classici giapponesi con furigana
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しょくぶつちしき
植物知識
牧野 富太郎
Leggi 植物知識 (しょくぶつちしき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 43.784 caratteri · 86 schermate
もしも私が日蓮ほどの偉物であったなら、きっと私は、草木を本尊とする宗教を樹立してみせることができると思っている。私は今草木を無駄に枯らすことをようしなくなった。また私は蟻一ぴきでも虫などでも、それを無残に殺すことをようしなくなった。この慈悲的の心、すなわちその思いやりの心を私はなんで養い得たか、私はわが愛する草木でこれを培うた。また私は草木の栄枯盛衰を観て、人生なるものを解し得たと自信している。
これほどまでも草木は人間の心事に役立つものであるのに、なぜ世人はこの至宝にあまり関心を払わないであろうか。私はこれを俗に言う『食わず嫌い』に帰したい。私は広く四方八方の世人に向こうて、まあ嘘と思って一度味わってみてください、と絶叫したい。私はけっして嘘言は吐かない。どうかまずその肉の一臠を嘗めてみてください。
みなの人に思いやりの心があれば、世の中は実に美しいことであろう。相互に喧嘩も起こらねば、国と国との戦争も起こるまい。この思いやりの心、むずかしく言えば博愛心、慈悲心、相愛心があれば世の中は必ず静謐で、その人々は確かに無上の幸福に浴せんこと、ゆめゆめ疑いあるべからずだ。