Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

ことを云って、丁寧に云えよ」

森「丁寧に云い付けねえから出来ねえ……お村さんの処は此方(こちら)かね」

さき「はい、誰だえ、お入りよ、栄(えい)どんかえ」

森「箱屋と間違えていやアがらア」

と云いながら、栂(つが)の面取格子(めんとりごうし)を開けると、一間(けん)の叩きに小さい靴脱(くつぬぎ)がありまして、二枚の障子が立っているから、それを開けて文治が入りました。其の姿(なり)は藍微塵(あいみじん)の糸織の着物に黒の羽織、絽色鞘(ろいろざや)に茶柄(ちゃつか)の長脇差を差して、年廿四歳、眼元のクッキリした、眉毛(まゆげ)の濃い、人品骨柄(こつがら)賤(いや)しからざる人物がズーッと入りましたから、婆(ばゞあ)はお客様でも来たのかと思って驚き、

婆「さア此方(こちら)へ、何(ど)うも穢(きたな)い処へ能く入っしゃいました」

文「御免なさい、始めてお目に懸りました、お前さんがお村さんのお母(っか)さんですか」

さ「はい、お村の母でございますよ、毎度御贔屓(ごひいき)さまになりまして有難うございます、宅にばかり居りますから、お座敷先は分りませんで、お母(っか)さん斯う云う