Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

藤「あゝ此の上もない有難いことでございます」

中「誠に御恐悦、これは役だから先(ま)ず役だけ済んだ、これから緩(ゆっく)り話しましょう……時にお差支(さしつかえ)もあるまいが此の中には五十両あります、故郷へは錦を飾れという事でございますから、飾りは立派にして帰れば親族の手前も鼻が高い、茲(こゝ)にあいて居(お)る金が五十金(きん)あるから使って下さい」

藤「はゝゝゝ誠に千万辱(かたじけ)のうござる、親類なればこそ五十金という金を心掛けて御持参下さる、此の恩は忘却致しません」

中「直ぐお暇(いとま)致します」

藤「先ず/\宜しゅうございます」

中「役目でござるから、家老に此の事を申さなければならぬ」

と云って中原岡右衞門は屋敷へ帰ります。文治郎も悦びまして、母からはこれは先代浪島文吾左衞門(なみしまぶんござえもん)が差された大小でござる、これは中原岡右衞門という人の手前もあるから遣(や)ったら宜かろうという。又文治郎の方でも持合(もちあわ)せた金がこれだけあるからやる。衣服(きもの)をお母(っか)さまの古いのをおかやにやるが宜(よ)かろうと衣類を沢山に長持に詰めてやりまして、藤原喜代之助は廿八日に松岡右京太夫の屋敷へ帰りました。