Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate
癪(しゃく)に、ウーンと云って胸を押えて、天神様の塀(へい)の所へ倒れましたから、
文「あれ/\女が倒れたな」
森「うっかり側へ往って尻尾(しっぽ)でも出すといけませんぜ」
文「おゝ是は冷えたと見えて、可愛そうに、何所(どこ)ぞへ往って温ためてやればいゝだろう、手前の傘をつぼめて己(おれ)の傘を差掛けろ、彼(あ)の女を抱いて往ってやろう」
森「お止しなさい、掛合(かゝりあ)いにでもなるといけませんぜ」
文「なアに捨置く訳にはいかん」
と云って力は七人力あるから軽々と其の娘を抱いて立花屋(たちばなや)と云う小料理屋へ来ました。
文「森松や、起して呉れ」
と云うからトン/\トン/\と戸を叩き、
森「おい立花屋さん起きねえか/\オイ/\」
文「これ/\そんなに粗末に云うなよ」
森「粗末たって起すんでさア、オイ/\火事だ/\」
料「はい/\/\」
と計(ばかり)云って居ります。
森「恰(ちょう)ど馬を追っているようだ」
料「何方(どなた)か知りませんがねえ、此の雪でお肴がありませんから、どうか明日(みょうにち)になすって下さい」
文「私だよ、業平橋の文治郎だ