Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

そうで、就(つい)ては誠に失礼でございますが、持合(もちあわ)せている四十金を差上げますから、これでその真珠とやらを購(か)い整え、御全快になれば手前に於(おい)ても悦ばしく存じ、又お嬢様に於ても御孝行が届きますから、誠に失礼でございますが、此の金は明いて居(お)る金でございます、お遣い遊ばして下さいまし」

庄「へい/\忝(かたじけ)のうございます」

と片手を突いて見えない眼で文治を見まわして、

庄「あゝ貴方様は判然(はっきり)は見えませんから分りませんが、お若いお立派な方で、殊に御発明で御孝心の深いことはお辞(ことば)の上に見えすくようで、私(わし)も五十八になる母があるが、少し加減が悪いと恟(びっく)りすると仰しゃるのは御孝心な事で感心でござる、それに見ず知らずのものに四十金恵んで下さるのは誠に有難うございます、お志ばかり頂戴いたしますが、金はお返し申しますから、どうかお持ち帰りを願います」

文「それでは困ります、折角持って参った金ですからどうかお受け下さいまし」

庄「いや/\受けません、見ず知らずのお方に四十金戴く訳がございません」