Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

左衞門は堅いから向うで金を出したのを立腹して、一言二言(ひとことふたこと)の争(あらそい)より遂にぴかつくものを引抜き、狭い路地の中で白昼に白刃(はくじん)を閃(ひらめ)かし、斬合うという騒ぎに相成りましたから、裏長屋の者は恟(びっく)り致し、跣足(はだし)で逃げ出す者もあり、洗濯婆(ばあ)さんは腰を抜かし、文字焼(もんじやき)の爺(じい)さんは溝(どぶ)へ転げ落るなどという騒ぎでございます。文治郎は短かいのを一本差し日和下駄を穿き、樺茶色(かばちゃいろ)の無地の頭巾を眉深(まぶか)に被(かぶ)って面部を隠し、和田原八十兵衞の利腕(きゝうで)を後(うしろ)からむずと押え、片手に秋田穗庵が鉈のような恰好(かっこう)で真赤に錆びたる刀を振り上げた右の手を押えながら、

文「暫く/\何卒(どうぞ)暫くお待ちください、何事かは存じませんが、まア/\お話は後(あと)で分りまする事ですから、手前へお免じください、暫くお待ちください、まア/\」

と後(うしろ)から押しまする。和田原八十兵衞は長いのを振上げたなり、

八十「邪魔致すな其処(そこ)放せ」