Classici giapponesi con furigana
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じゅいんざっき
樹蔭雑記
宮本 百合子
Leggi 樹蔭雑記 (じゅいんざっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4566 caratteri · 10 schermate
馬琴もそうだったのかなと、思った。
そして、力を得たような淋しいような気がした。箇性の持って居る力と、人間の与えられた宿命的な(少くとも現今に於ては)本能が、ともに噛み合う事を又更に思わずには居られなかった。
その気持が、今逆に裏返って自分の上に返って来たのである。即ち、その誹謗が実質的な価値は持って居ないと分りつつ尚不快である如く、或る賞揚や尊敬は、又其の実質が如何に低いかを知りつつ、又或る淡い愉快と、由づけとを感じないわけには行かないということなのである。
小さい魂や、浅薄な動機からの追従も、物によってはそのわなにかからずにすむ。若し私が、貴方の御両親は、真に素晴らしい御金持で、と云われたと仮定して見る。此那讚辞に対して、私は元より無関心である。
私は、平静な微笑をもって、其に報い得る。けれども、此は私丈ではないと思う、どんな小さいことでも、芸術的の創作に力をそそぐ人は、彼等の作品を認められ、賞讚されたという場合に、仮令如何に其を押えようとしても押えられない嬉しさが来る。
有頂天にならないまでも、又、如何に謙虚に自分の未完成である事にハムブルではあろうとも、その「心のときめき」