Classici giapponesi con furigana
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はし
橋
池谷 信三郎
Leggi 橋 (はし) di 池谷 信三郎 (いけたにしんざぶろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 18.108 caratteri · 37 schermate
私は、寝台の上に腹這い、頬杖をつきながら、鳥に言葉を教えこもうとおもうのです。
君は幸あふれ、
われは、なみだあふる。
もしも彼女が、嘴の重みで、のめりそうになるほど嘲笑しても、私は、もう一度言いなおそう。
さいはひは、あふるべきところにあふれ、
なみだ、また――
それでもガラガラわらったら、私はいっそあの皺枯れ声に、
あたしゃね、おっかさんがね、
お嫁入りにやるんだとさ、
と、おぼえさせようとおもっています。
12
明るい街を、碧い眼をした三人の尼さんが、真白の帽子、黒の法衣の裾をつまみ、黒い洋傘を日傘の代りにさして、ゆっくりと歩いて行った。穏やかな会話が微風のように彼女たちの唇を漏れてきた。
――もう春ですわね。
――ほんとに。春になると、私はいつも故国の景色を想いだします。この異国に来てからもう七度の春が巡ってきました。
――どこの国も同んなじですわね、世界じゅう。
――私の妹も、もう長い裾の洋服を着せられたことでしょう。
――カスタニイの並木路を、母とよく歩いて行ったものです。
――神様が、妹に、立派な恋人をお授けくださいますように!