Classici giapponesi con furigana
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さばくのびき
沙漠の美姫
国枝 史郎
Leggi 沙漠の美姫 (さばくのびき) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 6658 caratteri · 14 schermate
そこでの生活は王昭君と私を、もう十二分に楽ませてくれた。
で、私達は遺憾なく肥えた。
しかるに間もなく変化が起こった。
呼韓邪単于が死んだことである。
「ねえKさん、どうしたものでしょう?」
「次ぎの単于へお嫁しなさいよ」
「矢張りそれが普通でしょうね」
「あなたはあなたの青春の喜びを寡婦という厭な名の下に、犠牲にする必要はありませんよ」
「ええ、そうですとも、そうですとも」
「更に新鮮な性殖が、きっとあなたを充たせましょうよ」
「ええ、そうですとも、そうですとも」
匈奴の国の不文律として、前代の単于の妾なるものは、次代の単于の妾となって、仕えることになっていた。
で、間もなく王昭君は、呼韓邪単于との間に儲けた伊屠智牙師という子を連子として次代の単于の雕陶漠皐へ喜びを以て嫁入った。
そうして二人の娘を産んだ。須卜居次というのが長女であって当于居次というのが次女であった。
「どうです?」
と私は王昭君へきいた。
「素敵よ、そりゃァ素敵ですよ」
「今の単于の方が若いからね」
「腕の力が強いのよ」
「いやそれはお芽出度い」
「ねえKさん」と王昭君はいった。「あなたもどうなの、一人探がしたら」