Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かわあかり

河明り

岡本 かの子

Leggi 河明り (かわあかり) di 岡本 かの子 (おかもとかのこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 49.244 caratteri · 98 schermate

Aozora Bunko

学校の割烹科では、卒業生が馬来半島へ出張料理することを予想して、教えては呉れませんでしたもの」

娘は、また、こんなことを云って、座を取り持った。主人側の男たちは靉靆として笑った。

娘がこういう風に、一人で主人側との接衝を引受けて呉れるので私は助かった。

私は私が始めてあの河沿いの部屋を借りに行ったとき、茶絹のシャツを着、肉色の股引を穿いて、店では店の若い者に交り、河では水揚げ帳を持って、荷夫を指揮していた娘を想い出した。そして、この捌けて男慣れのした様子は、あまりに易々としたところを見せているので、私はまたこれが娘の天成であって、私が付合い、私がそれに巻込まれて、骨を折っている現在の事は、何だか私の感情の過剰から、余計なおせっかいをしているのではないかという、いまいましいような反省に見舞われそうになった。

事務員の青年たちは、靉靆として笑い、娘に満足させられている様子でも、それ以上には出ないようであった。たった一人、ウイスキーに酔った一人の青年が、言葉の響を娘にこすりつけるようにして、南洋特産と噂のある媚薬の話をしかけた。すると娘は、悪びれず聞き取っていて、それから例の濃い睫毛を俯目にして云った。