Classici giapponesi con furigana
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かっぱ
河童
Leggi 河童 (かっぱ) di Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.576 caratteri · 75 schermate
ただそれでも困ったことは何か話をしているうちにうっかり河童の国の言葉を口に出してしまうことです。
「君はあしたは家にいるかね?」
「Qua」
「なんだって?」
「いや、いるということだよ。」
だいたいこういう調子だったものです。
しかし河童の国から帰ってきた後、ちょうど一年ほどたった時、僕はある事業の失敗したために……(S博士は彼がこう言った時、「その話はおよしなさい」と注意をした。なんでも博士の話によれば、彼はこの話をするたびに看護人の手にもおえないくらい、乱暴になるとかいうことである。)
ではその話はやめましょう。しかしある事業の失敗したために僕はまた河童の国へ帰りたいと思い出しました。そうです。「行きたい」のではありません。「帰りたい」と思い出したのです。河童の国は当時の僕には故郷のように感ぜられましたから。
僕はそっと家を脱け出し、中央線の汽車へ乗ろうとしました。そこをあいにく巡査につかまり、とうとう病院へ入れられたのです。僕はこの病院へはいった当座も河童の国のことを想いつづけました。医者のチャックはどうしているでしょう? 哲学者のマッグも相変わらず七色の色硝子のランタアンの下に何か考えているかもしれません。