Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちゅうもんのおおいりょうりてん

注文の多い料理店

宮沢 賢治

Leggi 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.269 caratteri · 223 schermate

Aozora Bunko

「うそをつけ、前科者だと。おら正直だぞ。」

大王もごつごつの胸を張って怒りました。

「なにを。証拠はちゃんとあるじゃ。また帳面にも載っとるじゃ。貴さまの悪い斧のあとのついた九十八の足さきがいまでもこの林の中にちゃんと残っているじゃ。」

「あっはっは。おかしなはなしだ。九十八の足さきというのは、九十八の切株だろう。それがどうしたというんだ。おれはちゃんと、山主の藤助に酒を二升買ってあるんだ。」

「そんならおれにはなぜ酒を買わんか。」

「買ういわれがない」

「いや、ある、沢山ある。買え」

「買ういわれがない」

画かきは顔をしかめて、しょんぼり立ってこの喧嘩をきいていましたがこのとき、俄かに林の木の間から、東の方を指さして叫びました。

「おいおい、喧嘩はよせ。まん円い大将に笑われるぞ。」

見ると東のとっぷりとした青い山脈の上に、大きなやさしい桃いろの月がのぼったのでした。お月さまのちかくはうすい緑いろになって、柏の若い木はみな、まるで飛びあがるように両手をそっちへ出して叫びました。

「おつきさん、おつきさん、おっつきさん、

ついお見外れして すみません

あんまりおなりが ちがうので