Classici giapponesi con furigana
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ちゅうもんのおおいりょうりてん
注文の多い料理店
Leggi 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.269 caratteri · 223 schermate
」という声がしますので四郎とかん子とはびっくりして振り向いて見ると紺三郎です。
紺三郎なんかまるで立派な燕尾服を着て水仙の花を胸につけてまっ白なはんけちでしきりにその尖ったお口を拭いているのです。
四郎は一寸お辞儀をして云いました。
「この間は失敬。それから今晩はありがとう。このお餅をみなさんであがって下さい。」
狐の学校生徒はみんなこっちを見ています。
紺三郎は胸を一杯に張ってすまして餅を受けとりました。
「これはどうもおみやげを戴いて済みません。どうかごゆるりとなすって下さい。もうすぐ幻燈もはじまります。私は一寸失礼いたします。」
紺三郎はお餅を持って向うへ行きました。
狐の学校生徒は声をそろえて叫びました。
「堅雪かんこ、凍み雪しんこ、硬いお餅はかったらこ、白いお餅はべったらこ。」
幕の横に、
「寄贈、お餅沢山、人の四郎氏、人のかん子氏」と大きな札が出ました。狐の生徒は悦んで手をパチパチ叩きました。
その時ピーと笛が鳴りました。
紺三郎がエヘンエヘンとせきばらいをしながら幕の横から出て来て丁寧にお辞儀をしました。みんなはしんとなりました。
「今夜は美しい天気です。