Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちゅうもんのおおいりょうりてん

注文の多い料理店

宮沢 賢治

Leggi 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.269 caratteri · 223 schermate

Aozora Bunko

」

「アァハハハハ。アァハハハハハ。」稜のある石は、もう大笑いです。

「ベゴさん。今日は。昨日の夕方、霧の中で、野馬がお前さんに小便をかけたろう。気の毒だったね。」

「ありがとう。おかげで、そんな目には、あわなかったよ。」

「アァハハハハ。アァハハハハハ。」みんな大笑いです。

「ベゴさん。今日は。今度新らしい法律が出てね、まるいものや、まるいようなものは、みんな卵のように、パチンと割ってしまうそうだよ。お前さんも早く逃げたらどうだい。」

「ありがとう。僕は、まんまる大将のお日さんと一しょに、パチンと割られるよ。」

「アァハハハハ。アァハハハハハ。どうも馬鹿で手がつけられない。」

丁度その時、霧が晴れて、お日様の光がきん色に射し、青ぞらがいっぱいにあらわれましたので、稜のある石どもは、みんな雨のお酒のことや、雪の団子のことを考えはじめました。そこでベゴ石も、しずかに、まんまる大将の、お日さまと青ぞらとを見あげました。

その次の日、又、霧がかかりましたので、稜石どもは、又ベゴ石をからかいはじめました。実は、ただからかったつもりだっただけです。

「ベゴさん。おれたちは、みんな、稜がしっかりしているのに、お前さんばかり、なぜそんなにくるくるしてるだろうね。