Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちゅうもんのおおいりょうりてん

注文の多い料理店

宮沢 賢治

Leggi 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.269 caratteri · 223 schermate

Aozora Bunko

おてんとさまは、カンカンカン、

月のあかりは、ツンツンツン、

ほしのひかりの、ピッカリコ。」

「そんなものだめだ。面白くもなんともないや。」

「そうか。僕は、こんなこと、まずいからね。」

ベゴ石は、しずかに口をつぐみました。

そこで、野原中のものは、みんな口をそろえて、ベゴ石をあざけりました。

「なんだ。あんな、ちっぽけな赤頭巾に、ベゴ石め、へこまされてるんだ。もうおいらは、あいつとは絶交だ。みっともない。黒助め。黒助、どんどん。ベゴどんどん。」

その時、向うから、眼がねをかけた、せいの高い立派な四人の人たちが、いろいろなピカピカする器械をもって、野原をよこぎって来ました。その中の一人が、ふとベゴ石を見て云いました。

「あ、あった、あった。すてきだ。実にいい標本だね。火山弾の典型だ。こんなととのったのは、はじめて見たぜ。あの帯の、きちんとしてることね。もうこれだけでも今度の旅行は沢山だよ。」

「うん。実によくととのってるね。こんな立派な火山弾は、大英博物館にだってないぜ。」

みんなは器械を草の上に置いて、ベゴ石をまわってさすったりなでたりしました。

「どこの標本でも、この帯の完全なのはないよ。