Classici giapponesi con furigana
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ちゅうもんのおおいりょうりてん
注文の多い料理店
Leggi 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.269 caratteri · 223 schermate
」
全く私の予想通りでした。
そこへ隣りの教員室から、黒いチョッキだけ着た、がさがさした茶いろの狐の先生が入って来て私に一礼して云いました。
「武田金一郎をどう処罰いたしましょう。」
校長は徐ろにそちらを向いてそれから私を見ました。
「こちらは第三学年の担任です。このお方は麻生農学校の先生です。」
私はちょっと礼をしました。
「で武田金一郎をどう処罰したらいいかというのだね。お客さまの前だけれども一寸呼んでおいで。」
三学年担任の茶いろの狐の先生は、恭しく礼をして出て行きました。間もなく青い格子縞の短い上着を着た狐の生徒が、今の先生のうしろについてすごすごと入って参りました。
校長は鷹揚にめがねを外しました。そしてその武田金一郎という狐の生徒をじっとしばらくの間見てから云いました。
「お前があの草わなを運動場にかけるようにみんなに云いつけたんだね。」
武田金一郎はしゃんとして返事しました。
「そうです。」
「あんなことして悪いと思わないか。」
「今は悪いと思います。けれどもかける時は悪いと思いませんでした。」
「どうして悪いと思わなかった。」
「お客さんを倒そうと思ったのじゃなかったからです。