Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

らんぷはくらいかあかるいか

洋灯はくらいか明るいか

室生 犀星

Leggi 洋灯はくらいか明るいか (らんぷはくらいかあかるいか) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3053 caratteri · 6 schermate

Aozora Bunko

そしてこの唄うたい共は僕らも嘗て芸術家たらんとして都に出て来たものであるが、運つたなくて街頭の詩人になつて了つた。諸君は多くの芸術家の艱難な生涯をご存じであろう。ご存じあらば自作の詩集を一冊購いたまえといい、洋灯はくらいか、あかるいか、くらい小路をくぐり出で、ああ麗わしの眼見えて、……と、また唱い出した。ああ麗わしの眼見えてというのは、先刻の燐寸箱のなかにいた女のことを唄つたものであろう、そういうふうに考えるとこの詩人の小唄はことごとく不幸な女のことが叙せられてあつた。幸崎伊次郎が云つた。犀星もあんなのになる覚悟をしなければ東京の生活はできないよといい、あれでも自分の書いたものを売つて生きているではないかと、彼は不意に熱烈に街頭詩人を弁護して云つた。十年の後についに発狂したこの天才彫刻家は突然に怒るようにものをいうと、すぐ哄然として笑う男だつた。私は答えた。ヴァイオリンも弾けないし唄もうたえない僕はどうしていいか薩張り分らないね、と。そして仲店の方に出ようとするとそこの暗い辻にも、やはり洋灯はくらいか、あかるいかを唄う二人づれの男を見いだした。彼らは私とおなじ黒の紋附の木棉の羽織を着ていたが、私達若い青年はこの時代にあつてはみな黒地に白ぬきの木棉の紋附に、紙の縒子の紐を胸にしめ、髪はうしろに垂れるくらい