Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
うかぶひこうとう
浮かぶ飛行島
海野 十三
Leggi 浮かぶ飛行島 (うかぶひこうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 124.009 caratteri · 249 schermate
彼は、生きて恥ずかしめを受けるより、舌を噛んで死んでしまいたかったのだ。
しかし彼は死ぬわけにゆかなかった。彼は川上機関大尉から別れ際にいい渡された言葉にそむくことが出来なかった。
(決して死んじゃならぬ。お前が捕まっても、きっと救いにいってやる。死ぬではないぞ)
杉田は、その命令をかたく守って、我慢しているのだった。その苦しさは、また格別だ。死ぬことの方が、生きるよりはるかに楽なことを、杉田はつくづくと感じた。
そこへ扉があいて、リット少将がハバノフ氏をしたがえて入ってきた。
ドクトルをはじめ、室内にいた一同はすっくと立って、うやうやしく敬礼をした。
「どうじゃね。日本の水兵は、連のことを白状したか」
「いえ、何にも返事をしませぬ。医者には、こういう訊問は得意でありません」
とドクトルは頭をふった。
すると隅にいたヨコハマ・ジャックがのっそり進み出て、
「この日本の小猿めは、しぶとい奴ですよ。かまうことはありませんよ。素裸にして、皮の鞭で百か二百かひっぱたいてやれば、すぐに白状してしまいますよ」
「そういう乱暴は許されない。そんなことをすれば、私はこの水兵の生命をうけあうわけにはゆかない」