Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

Leggi 浮雲 (うきぐも) di 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.980 caratteri · 222 schermate

Aozora Bunko

「どうしたの」

「ナニネ、先刻我輩が明治年代の丹治と云ッたのが御気色に障ッたと云ッて、この通り顔色まで変えて御立腹だ。貴嬢の情夫にしちゃア些と野暮天すぎるネ」

「本田」

昇は飲かけた「コップ」を下に置いて、

「何でゲス」

「人を侮辱して置きながら、咎められたと云ッて遁辞を設けて逃るような破廉耻的の人間と舌戦は無益と認める。からしてモウ僕は何にも言うまいが、シカシ最初の『プロポーザル』(申出)より一歩も引く事は出来んから、モウ降りてくれ給え」

「まだそんな事を云ッてるのか、ヤどうも君も驚く可き負惜しみだな」

「何だと」

「負惜しみじゃないか、君にももう自分の悪かッた事は解ッているだろう」

「失敬な事を云うな、降りろと云ッたら降りたが宜じゃないか」

「モウお罷しなさいよ」

「ハハハお勢さんが心配し出した。シカシ真にそうだネ、モウ罷した方が宜い。オイ内海、笑ッてしまおう。マア考えて見給え、馬鹿気切ッているじゃないか。忠告の仕方が気に喰わないの、丹治と云ッたが癪に障るのと云ッて絶交する、全で子供の喧嘩のようで、人に対して噺しも出来ないじゃないか。ネ、オイ笑ッてしまおう」

文三は黙ッている。