Classici giapponesi con furigana
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Leggi 浮雲 (うきぐも) di 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.980 caratteri · 222 schermate
叔母はああいう人だから、我が免職になッたと聞たら急にお勢をくれるのが厭になッて、無理に彼娘を他へかたづけまいとも言われない。そうなったからと言ッて此方は何も確い約束がして有るんでないから、否そうは成りませんとも言われない……嗚呼つまらんつまらん、幾程おもい直してもつまらん。全躰何故我を免職にしたんだろう、解らんナ、自惚じゃアないが我だッて何も役に立たないという方でもなし、また残された者だッて何も別段役に立つという方でもなし、して見ればやっぱり課長におべッからなかったからそれで免職にされたのかな……実に課長は失敬な奴だ、課長も課長だが残された奴等もまた卑屈極まる。僅かの月給の為めに腰を折ッて、奴隷同様な真似をするなんぞッて実に卑屈極まる……しかし……待よ……しかし今まで免官に成ッて程なく復職した者がないでも無いから、ヒョッとして明日にも召喚状が……イヤ……来ない、召喚状なんぞが来て耐るものか、よし来たからと言ッて今度は此方から辞してしまう、誰が何と言おうト関わない、断然辞してしまう。しかしそれも短気かナ、やっぱり召喚状が来たら復職するかナ……馬鹿奴、それだから我は馬鹿だ、そんな架空な事を宛にして心配するとは何んだ馬鹿奴。