Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

Leggi 浮雲 (うきぐも) di 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.980 caratteri · 222 schermate

Aozora Bunko

それも傍で気を附けぬ事か、さんざッぱら人に世話を焼かして置て、今更御免になりながら面目ないとも思わないで、出来た事なら仕様が有ませんとは何の事たエ。それはお前さんあんまりというもんだ、余り人を踏付けにすると言う者だ。全躰マア人を何だと思ッてお出でだ、そりゃアお前さんの事たから鬼老婆とか糞老婆とか言ッて他人にしてお出でかも知れないが、私ア何処までも叔母の積だヨ。ナアニこれが他人で見るがいい、お前さんが御免になッたッて成らなくッたッて此方にゃア痛くも痒くも何とも無い事たから、何で世話を焼くもんですか。けれども血は繋らずとも縁あッて叔母となり甥となりして見れば、そうしたもんじゃア有りません。ましてお前さんは十四の春ポッと出の山出しの時から、長の年月、この私が婦人の手一ツで頭から足の爪頭までの事を世話アしたから、私はお前さんを御迷惑かは知らないが血を分けた子息同様に思ッてます。ああやッてお勢や勇という子供が有ッても、些しも陰陽なくしている事がお前さんにゃア解らないかエ。今までだッてもそうだ、何卒マア文さんも首尾よく立身して、早く母親さんを此地へお呼び申すようにして上げたいもんだと思わない事は唯の一日も有ません。