Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
かいじょうはつでん
海城発電
泉 鏡花
Leggi 海城発電 (かいじょうはつでん) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.039 caratteri · 25 schermate
が、そんなことは役に立たない。軍隊の様子を白状しろって、ますます酷く苛むです。実に苦しくって堪らなかったですけれども、知らないのが真実だから謂えません。で、とうとう聞かさないでしまいましたが、いや、実に弱ったです。困りましたな、どうも支那人の野蛮なのにゃあ。何しろ、まるでもって赤十字なるものの組織を解さないで、自分等を何がなし、戦闘員と同一に心得てるです。仕方がありませんな。」
とあだかも親友に対して身の上談話をなすがごとく、渠は平気に物語れり。
しかるに海野はこれを聞きて、不心服なる色ありき。
「じゃあ何だな、知ってれば味方の内情を、残らず饒舌ッちまう処だったな。」
看護員は軽く答えたり。
「いかにも。拷問が酷かったです。」
百人長は憤然として、
「何だ、それでも生命があるでないか、たとい肉が爛れようが、さ、皮が裂けようがだ、呼吸があったくらいの拷問なら大抵知れたもんでないか。それに、いやしくも神州男児で、殊に戦地にある御互だ。どんなことがあろうとも、謂うまじきことを、何、撲られた位で痛いというて、味方の内情を白状しようとする腰抜がどこに在るか。勿論、白状はしなかったさ。