Classici giapponesi con furigana
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いんばいふ
淫売婦
葉山 嘉樹
Leggi 淫売婦 (いんばいふ) di 葉山 嘉樹 (はやまよしき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.446 caratteri · 27 schermate
私は何ともかとも云いようのない心持ちで興奮のてっぺんにあった。私は此有様を、「若い者が楽しむこと」として「二分」出して買って見ているのだ。そして「お前の好きなようにしたがいいや」と、あの男は席を外したんだ。
無論、此女に抵抗力がある筈がない。娼妓は法律的に抵抗力を奪われているが、此場合は生理的に奪われているのだ。それに此女だって性慾の満足のためには、屍姦よりはいいのだ。何と云っても未だ体温を保っているんだからな。それに一番困ったことには、私が船員で、若いと来てるもんだから、いつでもグーグー喉を鳴らしてるってことだ。だから私は「好きなように」することが出来るんだ。それに又、今まで私と同じようにここに連れて来られた(若い男)は、一人や二人じゃなかっただろう。それが一一(四字不明)どうかは分らないが、皆が皆辟易したとも云い切れまい。いや兎角く此道ではブレーキが利きにくいものだ。
だが、私は同時に、これと併行した外の考え方もしていた。
彼女は熱い鉄板の上に転がった蝋燭のように瘠せていた。未だ年にすれば沢山ある筈の黒髪は汚物や血で固められて、捨てられた棕櫚箒のようだった。