Classici giapponesi con furigana
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しんざんのあき
深山の秋
小川 未明
Leggi 深山の秋 (しんざんのあき) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4725 caratteri · 10 schermate
彼は、金鎚をふり上げながら、
「酢に水を割って入れてやったが、獣物たちは、酒の味がわかるまいから、たぶん人間は、こんなものを飲んでいると思うことであろう。それとも酒でないと悟るだろうか?」
山は静かであり、木々の紅葉はこのうえもなく美しかったが、独り彼はなにか心におちつかないものを感じたのでした。峠を降りかけると、ざわざわといって、そばの竹やぶが鳴ったので、くまが、復讐にやってきたかと足がすくんでしまった。しかし、それは、西風であって、高い嶺を滑った夕日は、雪をはらんで黒雲のうず巻く中に落ちかかっていたのです。