Classici giapponesi con furigana
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せいひんのしょ
清貧の書
林 芙美子
Leggi 清貧の書 (せいひんのしょ) di 林 芙美子 (はやしふみこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 18.061 caratteri · 36 schermate
私は与一の手紙が来てから、朴の紹介で、気合術診療所の娘と、朝早く屑市場へ浅草紙を造る屑を択りに通った。
日暦を一枚一枚ひっぺがしては、朝の素晴しく威勢のいい石油コンロの唸りを聞いて、熱い茶を啜る事が、とても爽やかな私の日課となった。
第七番目、第八番目、第九番目、山の兵営からの手紙は頬を染めるような文字で埋っている。――吾木香すすきかるかや秋くさの、さびしききはみ、君におくらむ。とても与一の歌ではあるまい。だが眼の裏に浸みる歌のひとふしではあった。
(昭和六年十一月)