Classici giapponesi con furigana
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
Leggi 渡良瀬川 (わたらせがわ) di 大鹿 卓 (おおしかたく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 280.528 caratteri · 557 schermate
また一度は田口卯吉の紹介によって会うには会ったが、挨拶もそこそこに怒鳴り合いになって空しく別れた。谷は古河側の宣伝する先入観で正造を山師と誤解していたし、正造はまた案に相違の固陋と思いこんだ結果だった。
「ともかく谷将軍が行ってくれるとは有難い。将軍は血も涙もある廉直な高士だ。見て黙っているはずがない」正造はその夜宿にかえって新聞を見せられて、膝を打ってよろこんだ。一日おいて十七日、衆議院で関税定率法案の審議が終ったときである。正造はまた突然三十五番と叫んで自席に突っ立った。
「この間も次官が出席のとき、なぜ今日まで答弁しないかと責めると、これに答もせず引っこんでしまった。かようなわけで、或は答弁を議会で披露するにしても、なるべく三十五番のいない時にするという狡猾な手段をとるかも知れないから注意しておくが、およそ答弁には予め答弁の期日を定めるということもあるくらいで、なるべくは徳義を守って本人のいるときに答弁をするようにしなければならぬ」
金子農商務次官がそれに答えて、
「二十六日の質問演説は、速記録を読んで私もその熱心に感じ入りました。決して疎略にしているのではない。