Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

Leggi 渡良瀬川 (わたらせがわ) di 大鹿 卓 (おおしかたく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 280.528 caratteri · 557 schermate

Aozora Bunko

即ちそれだけが、鉱毒のために非命の死を遂げたという推定になるのである。去月十八日に、栃木、群馬両県の総代が発起して供養会を催した際も、やはりこの一〇六四の霊位を葬ったのであった。

十三日、正造はふたたび二つの質問書を提出して説明演説に立った。まず、鉱毒被害地方全体の天産力が全く亡滅したなら何程の価格となるか、という質問の理由から始めて、

「山の松茸はなんででる。松の木があるからでる。山の木を伐れば松茸はでない。関係を断れてそこに生活のできないことは喋々を要しないと思う。これまでの割合に鉱毒が流れてくるものと見ますと、六万町以上ある被害区域はまず前後六十年にして全く不毛地となることを明言する」

そこまでいって正造はコップの水を喉へ通し、

「だいぶ私も疲れが参りましたから、質問書を朗読して御免を蒙ることに致したい」

事実彼の顔は、土け色にむくんで、平常より一段と暗欝な翳りを宿していた。ただ例の大きな目だけは、いつ爆発するかもしれないという激しさを見せて、ギラギラと光っていた。

「鉱毒は人を殺し当局大臣はその請願者に面会を許さざる儀につき質問す。鉱毒流出の根源を停止せず、その河流を清めず、年々その毒を甚大ならしめ、当局諸大臣はなおこれを見ざるが如く、遂に人を殺してその悲惨の窮を訴うるに当り、秩序ある請願人に対し地方