Classici giapponesi con furigana
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まんかんところどころ
満韓ところどころ
Leggi 満韓ところどころ (まんかんところどころ) di Natsume Sōseki (夏目 漱石) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 74.601 caratteri · 148 schermate
発車の時間に少し間があったので、田中君は籠の傍へ行って所有主と談判を始めた。余が近寄ったときは、一羽が三銭だとか四銭だとか云っていた。ところへ駅員が来て、宜しゅうございます、この汽車へ積込んで御届け申しますと受合った。三人はとうとう鶉と別れて汽車へ乗った。
三十一
いよいよ腹が痛んだ。ゼムを噛んだり、宝丹を呑んだり、通じ薬をやったり、内地から持って来た散薬を用いたりする。毎日飯を食って呑気に出歩いているようなものの、内心ではこりゃたまらないと思うくらいであった。大連の病院を見に行ったとき、苦し紛れに、案内をしてくれた院長の河西君に向って、僕も一つ診察を願おうかなと云ったら、河西君はとんだお客様だというような顔もせず、明日の十時頃いらっしゃいと親切に引き受けてくれた。ところが明日の十時頃になると、診察の事はまるで忘れてしまって、相変らず鳥打帽子を被って、強い日の下を焦げながら、駆け廻った。
橋本が、全体どこまで行くつもりなんだいと聞くから、そうさまあ哈爾賓ぐらいまで行かなくっちゃ義理が悪いようだなと答えたが、その橋本はどうする料簡かちっとも分らない。