Classici giapponesi con furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Leggi 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 104.035 caratteri · 207 schermate
ヴィン そ、そ、それを! そ、そ――(一度に真青になって立ち上っている)き、君は――テオは、テオとは、そう言う約束なんだ! 俺の描き上げた絵はみんなテオに提供する、だからそれはテオの財産であって、それが売れるようになればテオがもうけて――だから、今兄さんに金を出してあげるのは、言わば共同出資の前払いだから、兄さんは安心して、ひけめを感じないで絵を描くように言って――(昂奮と酔いのために絶句してしまう)
ゴー そりゃ、君に気づまりな思いをさせないために、そう言うのさ。人の善い男だからね、あれは。しかし、実はどいだけ君のことを重荷に思っているか知れんよ。パリで僕に何度も愚痴をこぼしたことがある。時々兄のことでは耐えきれぬことがありますと言ってね。
ヴィン そ、そ、それはテオが俺のことを愛して、俺のためを思ってそう言うんだ。それが君にはわからんのだ。君はそれを反対の意味にしか取れない。そう言う冷血漢だ君は!
ゴー 現に、君の絵が売れるようになればと言うが、一枚でも売れたことがあるかね? ない。今後も売れる筈はない。つまりテオはボロクズを背負いこんでいるだけだ。