Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Leggi 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 104.035 caratteri · 207 schermate
おやじさんもテオ君も、君が絵を描いて行くことそのものに反対はしていない。むしろ援助しようとしている。わしも同じだ。だから――
ヴィン しかし僕はシィヌと別れるわけには行きません。あれは僕と一緒になってから、やっと変な男たちを相手にしなくなりましたし、酒も飲まなくなった。それをまた、僕が突き放すと、どうなると思うんです?
ワイセ ハハハ、だからそう言うミシュレ好きの感傷主義を捨てろとわしは言っているんだよ。画家は絵のためには一切のものを踏みにじり、捨てなきゃ、いかん。たかが女一人が何だね?
ヴィン でも、僕には現在、全世界よりもシィヌ一人の方が大事なんです。僕は間もなくあれと正式に結婚しようと思っています。
モーヴ 結――? ……本気で君は、それを、言っているのか?
ヴィン 本気です。
ワイセ やれやれ。(両肩をすくめる)
そこへゴトゴトと外からサボの音がして、ノックもしないで、ルノウのおかみさんが入って来る。身なりはひどく汚いが、まだどこか綺麗な四十前後の女。
ルノウ (入って来てキョロキョロ室内を見まわし、モーヴやワイセンブルーフを認めるが、挨拶もしないでヴィンセントに向って、いきなり、まくし立てる)ああ、やっと居たねゴッホさん? やれやれ、私は昨日も一昨日も来たのに、絵を描きに写生に行ってるとかって、たんびに無駄足