Classici giapponesi con furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Leggi 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 104.035 caratteri · 207 schermate
俺にしたってそうだ。見ろこの腕を。(ダラリとさがっている左袖をゆすって見せる)炭車のウインチに持ってかれて、こうだ。俺あ、この腕にかけて言ってるんだぞ。てめえ一人で何もかもひっちょったようなこと言うのは、なまいきだぞ。
デニス 何がなまいきだ! へっ、俺だって、ここの(と自分の痩せた胸を叩いて)ヨロケにかけて言ってんだ! 毎朝毎朝吐き出す血ヘドにかけて言ってんだ! これ、誰のせいだ? え、何のせいだ? それを――
ヴェルネ まあまあ、まあまあ、気い立てるな二人とも! わかってるよお前たちの心持あ。なあデニス、俺あ、まだお前が生れねえ前からボリナーヂュで炭い掘ってるんだ。ハハ、百も知ってるよ、そったらこと。まあ、いいて。今となっちゃ、ワスム中の人間、誰彼なしに腹んなかあ同じだ。なあ、このバコウのおっ母あにしたって――(と、片隅の椅子に、三本の大ローソクと紙包みを大事そうに握って黙々としてかけている老婆をあごでさして)よそ見にゃケロリとして坐っているが、亭主のバコウはヨロケで取られ、上の娘はチフスで取られ、今度はまた一人息子のシモンが爆発で死んで、死骸もあがらねえ。