Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――

炎の人――ゴッホ小伝――

三好 十郎

Leggi 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 104.035 caratteri · 207 schermate

Aozora Bunko

エミ 一撃で描く。そう言うんですよ、いつも。実際、一昨日は半日かからないで、これだけ描いてしまったんです。筆がまるで刃物みたいだ。見ていて、僕は怖くなる。……

タン いかがなもんでしょうかな、絵の出来ばえは? 家内は、あんまり私に似ていないと言いますがな……(三人の画家は絵ばかり見て、相手にしない。しかたなしにおかみに)ええと、お前、お客さま方にコーヒーさしあげてくれ。

おかみ え? ……(ムッと怒ってタンギイを睨みつける)

ロート コーヒーなんて、堕落した飲み物を、わしが飲むと思うのか。わしは――(とポケットからブランディの瓶を出してラッパ飲み。しかし目は「タンギイ像」から離さない)

タン (客の手前、虚勢を張って)では奥さんとベルナールさんにコーヒーを持って来なさい。

おかみ ……(プリッとして、何も言わず上手の通路から奥へ去る)

ベルト きれいだ! ホントにきれいな色! ですけど、どうしてこの方は、こんな人の真似をなさるんだろう? 構図はゴーガンさんだし、日本の浮世絵なんぞグルッと描きこんだりしたのは、言わば、まあ、アンリ・ルッソウじゃなくって? タッチにはスーラさんも取り入れてある。