Classici giapponesi con furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Leggi 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 104.035 caratteri · 207 schermate
(ホタホタと喜んでいる)
デニス 畜生。どうしてこの婆さんは笑えるんだ?
ヴェルネ お前にゃ、おっ母あが笑っているように見えるかデニス?
デニス だって笑ってら。
ヴェルネ 笑ってる。泣くかわりにな。……こうやってお前、六十年、笑って、生きて来たんだ。
老婆 そうだとも。やっとまあ、お祈りがあげられるからなあ。ありがたいことだ。
デニス ……(それを見ているうちに再び頭をかかえこんでしまう)
アンリ ハハ、だがそれにしても、あんまり遅過ぎるなあ。ここの先生? どうにかしたんじゃねえだろうなあ?
ヴェルネ うむ。
アンリ バリンゲルの方であんまりわからねえ話をするんで、喧嘩にでもなったと言うような――
ヴェルネ いや、そんなこともなかろう。仮りにもお前、宣教師だ。それにあの人の腹ん中が綺麗だってことは支配人も知ってるよ。
アンリ そりゃそうだけどさ、あんな一本気の人だ。まるでお前、こうと思い込むと気ちげえみてえになるんだからなあ。今月も先月も、自分の月給が送って来たら、一文残さずそいつでパンを買って、みんなの家い配って歩いたりよ、ベッドはウィルヘルムんちの病気のおっ母あにくれてやっちまって、自分はこうして藁ん中に寝てる。