Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ほのおのひと――ゴッホしょうでん――

炎の人――ゴッホ小伝――

三好 十郎

Leggi 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 104.035 caratteri · 207 schermate

Aozora Bunko

キャアキャア騒いだりメソメソしたり、うるさい男だよ、ヨーロッパ文明のオリの中に飼われてヒステリイになっている猿さ。諸君と同じようにね。しかし、これを見ろ。(と「タンギイ像」を示す)こいつは猿の描いた絵じゃないよ。ウジウジしたりキャアキャア言ったりメソメソなんぞ、まるきりしてない。惚れ込んで、なんにも疑わないで、ウットリして、堂々と描いている。色にしたって、そうだ。塗り方にはスーラやピッサロなんぞの点描が入って来ているんで少し気に食わんが、まじりっけなしだ。マルチニックの透き通った海の水の中から太陽を見た時と同じ色だ、こりぁ。まるで土人の眼だ、こいつは。

ロート また土人か。ぜんたい、それは褒めてるのかい、くさしているのかい?

ゴー 黙れ、トゥルーズ! 君たちヒステリィ猿どもは、絵を見るには褒めるのとくさすのと二色しかないと思っている。ところが絵は絵だ。マンゴウがマンゴウであるように絵は絵だ。ホンモノとニセモノが有るきりで、理窟はいらん。こいつは下手クソだがホンモノだよ。土人の絵だ。真人間の描いた絵だ。これがゴッホの正体だよ。だからあの男は、うわつらはヒステリィ猿だが、シンは真人間だよ。