Classici giapponesi con furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Leggi 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 104.035 caratteri · 207 schermate
奥の、店先から少し離れた明るい通りに七つ道具をさげた二人の画家が立ちどまって何か語っている。写生帰りのシニャックとヴィンセントで、シニャックは普通の画家らしい身なりだが、ヴィンセントは鉛管工夫などの着るナッパ服にあちこちに絵具のくっついたのを着ている。話しているのは主としてヴィンセントの方で、それもただの話しようではなく、夢中になって、足を曲げたり、手に持った濡れたカンバスを振りまわしながら何かを説き立てている。それが声は聞えないので、まるでギニョール芝居を見ているようだ。――語り合いながら、戻って来たのが、話に熱中して、立ち止ってしまったのである。
ロート なるほどキリキリ舞いをしておる。
テオ ああなんです。夜まであの調子で――
エミ 全体、なんの話をしているんだろう?
ちょうどその時、こちらへ向ってまた歩き出したシニャックとヴィンセントのわきを通りかかった中年の男が、ヴィンセントの振りまわしたカンバスに突き当りそうになって、びっくりして飛びのく。
おかみ あらま!
ロート ヘヘヘ!
ベルト ホホ、ホホ!
テオ (哀願するようにゴーガンを顧みて)ね、ゴーガンさん、あの調子なんです。